4月に入学した末っ子の小学校生活も、あっという間に2か月。
ランドセルが少しずつ体に馴染んできて、「小学生らしさ」が見えてくるようになりました。
でもそれと同時に、1年生ならではの「疲れ」「不安」「登校しぶり」もチラホラ。
今回は、わが家が実際に経験したこと・工夫していることをお話しします。
「なんか今日は行きたくない…」そんな朝に
ある朝、末っ子が布団の中でぽつりと「なんか今日は行きたくない…」と言いました。
熱も咳もないけれど、顔色はすこし冴えなくて、声にも元気がない。
ちょうどその頃は、運動会の練習が続いていた時期。
1年生にとっては、日々の登下校や授業だけでも大きな負担です。
そこに初めての集団行動・声を出す練習・暑さや騒がしさ……
小さな体と心が頑張りすぎて、ふっと力が抜ける瞬間があるのかもしれません。
そんな時、わが家では無理に登校させないという選択をしています。
朝、本人の様子を見て「今日は休んでもいいよ」と伝えると、
ほっとしたようにまた布団にくるまり、少し眠ったあとで元気を取り戻しました。
家でゆっくりゴロゴロ過ごしたり、外の空気を吸いに散歩へ出たり。
そうやって心が落ち着いたのか、翌朝は「今日は行くよ!」と笑顔に。
「1日くらい休んだって大丈夫」。
周りが登校していても、その子にとってのペースを大切にすること。
子どもが「また頑張ってみよう」と思えるエネルギーを取り戻すことが、
一番の解決につながると感じています。
登校しぶりには、理由がはっきりしないことも多いですが、
それは「わがまま」ではなく心のサイン。
親がその声に気づいてあげるだけでも、子どもは安心するのかもしれません。
子どもの気持ちに寄り添うために、助けになりそうな本
登校しぶりが続くと、「どうして行きたくないの?」「原因はなに?」と、大人は理由を知りたくなりますよね。
でも1年生の子どもにとって、自分の気持ちをうまく言葉にするのはとても難しいこと。
わが家では赤ちゃんの頃から、「いま、こう思ってるのかな?」「○○したかったんだね」など、気持ちを代弁して伝えてきました。
とくに登校しぶりの朝には、「今日はなんだか疲れた?」「行きたくない日もあるよね」と、気持ちをオウム返ししてあげることで、子ども自身が少しずつ気持ちの整理をつけていけるように意識しています。
そんな声かけに加えて、気持ちを言葉にする練習ができる絵本があると、さらに助けになるかもしれません。
たとえば、 『わたしのココロはわたしのもの』 は、「つかれた」「いやだ」「こわい」──そんな気持ちもすべて大切な自分の一部だと、やさしく伝えてくれる1冊。
また、 『きもちのずかん』 は、もやもや・ドキドキ・うれしい…など、感情を表情と一緒に紹介してくれて、子どもが「これ、自分の気持ちかも」と気づくヒントになります。
わが家ではまだ本は使っていませんが、「こんな本もあるんだな」と知っておくだけでも、気持ちに寄り添う選択肢のひとつになるかもしれません。
忘れ物問題は「見える化」でフォロー
1年生でよくあるのが、「忘れ物」。
連絡帳、給食袋、ハンカチ…毎日持っていくものが案外多い!
わが家では、朝の持ち物チェックに子ども用ホワイトボードを活用。
「今日はこれ持った?」が見える化されて、自分で確認できるようになりました。
✔ おすすめグッズ:
こども用支度ボード(マグネット付き)
忘れ物がグッと減りました◎
兄と一緒の登校で安心感
三男(小5)と一緒に登校しているのも、末っ子にとって大きな安心材料。
毎朝の通学路は2人のちょっとした会話の時間でもあり、兄弟の絆も深まっているようです。
授業参観で見た“成長”の姿
先日行われた授業参観。教室で、末っ子が手を挙げて発言する姿を見て驚きました。
おうちでは甘えん坊でも、学校ではしっかり「小学生」なんだなと実感。
疲れやすさに寄り添う「おうち時間」
学校生活は刺激も多く、1年生はとにかく疲れやすいもの。
最近は子ども用抱き枕を導入してみました。ぎゅっと抱きしめて寝ると落ち着くようで、寝つきも良くなった気がします。
✔ 癒しグッズ:
キッズ用抱き枕(かわいい動物型)
疲れた夜も、安心して眠れる味方です。
「ちゃんと育ってる」ことに気づけた2か月
日々の中ではつい、「忘れ物ばかり」「だらだらしてる」と目についてしまうけれど、
2か月を振り返れば、子どもは確かに成長していました。
- ランドセルの重さに慣れてきた
- 登校準備を自分でやろうとするように
- 友だちの名前を覚えて、話すように
完璧じゃなくても、それでいい。
「今はこういう時期」と思って見守ると、子どものがんばりも見えてきます。
おわりに
1年生の毎日は、小さな挑戦の連続です。
その分、親も戸惑ったり、悩んだり、試行錯誤がつきもの。
でも、無理をさせず、リズムを整えながら、できるところから整えていけばOK。
この記事が、どこかのご家庭の「ちょっと安心」につながれば嬉しいです。
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